「好きなものを食べたからインスタに投稿しよう」

 「わあ、いいねがいっぱいついている」

 「幸せ」とあなたはスマホを抱きしめながら、思うかもしれません。

 そんなあなたに大変言いにくいことがあります。

 「いいのよ。遠慮しないで」とあなたは少しうっとりしながら、思うかもしれません。

 分かりました。

 言います。

●はあ、あなたはインターネットニュースを購読したことはないんですか

 近々あなたの心の拠り所である、インスタでいいね機能は非公開になるかもしれません。

 「まだ日本では大丈夫でしょう。私は安心」とあなたは優雅に思うかもしれません。

 はあ、あなたはインターネットニュースを購読したことはないんですか。

 「私は、タグって必要な情報を手に入れているから、インターネットニュースというダサいものなんて読まないわ」とあなたは勝ち誇りながら、思うかもしれません。

 そうなんですね。

 それなら良いです。

 あなたは、もうインスタを拠り所にできなくなるのも時間の問題です。

 「勿体ぶらないで、教えなさいよ」とあなたは少しつんけんしながら、思うかもしれません。

 人に情報を教えて貰う場合には、どうするんでしたっけ。

 「お願い。何でも言うこと聞くから」とウインクをしながら、思うかもしれません。

 あなたは、どうたら完璧に生まれて来る時代を間違えてしまったようです。

 あなたのような人は、日本がバブル期であるジュリアナ東京がまだあり、若者が寝ずにダンスし、5メートル先に行くにしても、タクシーに乗り、1万円札を出し、「お釣りはいらない」と言える時代に生まれてくれば良かったんじゃないですか。

 まるで坂本龍一が作曲しているある曲のように「生まれて来なければ」というのがお似合いです。

 「酷い」とあなたは涙ぐみながら、思うかもしれません。

 そして鞄に目薬をそっさに隠しているかもしれません。

 あなたは、何処まで女性であることを武器に使っているんですか。

 素直に「知りませんでした。教えて下さい」と言えば良いだけです。

 どうしてそこで、女性を武器にする必要があるんですか。

●あ、あなたは眠らない街にいるんでしたね

 あなたの職業は何ですか。

 「OLだけど」とあなたは思うかもしれません。

 そうなんですね。

 私は、そういうOLを見たことがありません。
 
 あなたは2つの職業をしているんじゃないですか。

 昼はOL、夜は言えない職業です。

 「どうして知っているの。会社には絶対に言わないでね。お店にも源泉をこっそり渡して貰い、確定申告しているんだから」とあなたは慌てながら、思うかもしれません。

 一体あなたはいつ寝ているんですか。

 あ、あなたは眠らない街にいるんでしたね。

 「それを言わないでよ」とあなたは周りを気にしながら、思うかもしれません。

 しかし、あなたはあるアプリを活用すれば、眠らない街からベットタウンへ引っ越すことができるかもしれません。

 「ありがとう。私、前から住みたいマンションがあったんだ」と嬉しそうにあなたは、思うかもしれません。

 何言っているんですか。

 私は、あなたのパパでも知り合いでも客でもありません。

 ただの通りすがりの者です。

 「あ、只野さんなんですか」とあなたは嬉しそうに、思うかもしれません。

 あなたは、どうやらアニメ「北斗の拳」のように「お前は既に死んでいる」と言ってあげないといけないみたいですね。

 「怖ーい」とあなたは少しぶりっ子しながら、思うかもしれません。

 更に「そんなことより、アプリって何」ってあなたは少しせかすように、思うかもしれません。

 仕方がないですね。

 LINEがまだリリースしたばかりのアプリです。

●先行者利益なんてこの世にはありません

 あなたの前にかつて現れたエンジェル投資家の言葉を借りるとすれば、「先行者利益」ですかね。

 しかし、はっきり言っておきます。

 先行者利益なんてこの世にはありません。

 「え」とあなたはガラスのハートが割れた顔をしながら、思うかもしれません。

 どうしたんですか。
 
 こんなことは、小学生でもググれば知っていることかもしれません。

 「ねえ、そのアプリはなんていうの」とあなたは我にもすがるような顔をしながら、思うかもしれません。

 ごめんなさい。

 あなたはドラマ「銭ゲバ」でしたね。

 自力で検索し、探して下さい。

●あなたは、良いレストランでご飯を食べていたことがあったんですね

 「お願い。私には時間がないの」ともう本当の涙を流しながら、思うかもしれません。

 更に「半年後にはまとまったキャッシュがないと会社が大変なことになるの。お願い」ともうSNSでの華やかなあなたからは想像もできない状況になりながら、思うかもしれません。

 そこへある人物が「どうしたんだ。最近SNS更新できてないみたいじゃないか」とあなたに話かけて来るかもしれません。

 「辞めて。あなたが邪魔したから、SNS更新が出来なくなり、キャッシュフローが止まってしまったの。今すぐにこれまでのギャラを支払って」とあなたはその人物に詰め寄るかもしれません。

 その人物はあなたに「そうだったけな。ごちそうしたじゃん。あれがギャラ」と言って去って行くかもしれません。

 あなたは、良いレストランでご飯を食べていたことがあったんですね。

 「うん。全てごちそうして貰っていたの。そしてそれを写真撮影し、インスタに投稿していたんだ」とあなたは死んだ魚の目をしながら、思うかもしれません。

 あなたは、その写真と価格・メニューはまだ覚えていますか。

 「やだ。そんなにせかさないで」とあなたは懸命にスマホの写真を探し、ネットで価格・メニュー・レストラン名をググり始めるかもしれません。

 そして、「あった」とあなたは泣きながら、思うかもしれません。

 良かったですね。

 これであなたはもしかしたら、どうにかキャッシュを手に入れることができるかもしれません。

 しかし、キャッシュはキャッシュでもLINEPointとLINEコインで支給されるようです。

 「LINEコインの使い方は良く分からないけど、LINEPointなら何回も使ったことある」とあなたは即座に返信して来るかもしれません。

 そうなんですね。

 そんなに即レスしなくても、大丈夫です。

 寧ろ即レスして来ると、「この人仕事をしているのかな」って思われますよ。

●あなたは、誰を思い出して言っているんですか

 終いには、人と会っている時でも、「話聞いているから勝手に話していて」と言う羽目になるかもしれません。

 「やだ。お客様が逃げちゃう」とあなたは少し泣き止みながら、思うかもしれません。

 更に「早く教えて」とあなたは思うかもしれません。

 仕方がないですね。

 先のあなたには教える価値はありませんでしたが、今のあなたには価値がありそうなので、教えてます。

 LINECONOMIというアプリです。

 「やだー。私、LINE好みじゃないんだけど」とあなたは笑いながら、思うかもしれません。

 あなたは、誰を思い出して言っているんですか。

 あ、その発言がツイッターで流れて来ました。

 「嘘でしょ。辞めてよ」とあなたは慌てながら、思うかもしれません。

 流れて来ていませんから、安心して下さい。

 LINECONOMIにあなたが何処のレストランで何を食べ、価格がいくらだったのか、感想、写真を投稿するとLINEPoint、LINEコインが貰えます。

 そして、あなたの投稿が素晴らしかった場合には、追加で配当されるようです。

 「いつからLINEPointが貰えるの」とあなたは懸命に財布からレシートを探しながら、思うかもしれません。

 どうしてレシートを探しているんですか。

●さあ、舞台は全て整いました

 「レシートも投稿すると、ポイントが良くなると書いてある」とあなたは慌てながら、思うかもしれません。

 あなたは馬鹿ですね。

 レシートまで投稿したら、あなたがいつ何人で行ったのか変わってしまいます。

 そして、あなたの他のSNSを購読している人が、それと合わせて購読したら、最後です。

 あなたのその日の行動が全て駄々洩れです。

 恥ずかしいですね。

 まるで映画「世界の中心で愛を叫ぶ」の状態ですよ。

 しかも、誰も頼んでもいないのに。

 そして、あなたがそのような軽率な行動に出た影響はあなただけに及ぶだけではありません。

 その日に一緒に行動していた人にも影響が及ぶことがあります。

 あなたは今年、ある有名人がインスタでしでかしてしまって、大炎上したことを忘れたんですか。

 「あ、そうだった。全て投稿を消したんだった」とあなたは危なかったと思うかもしれません。

 さあ、舞台は全て整いました。

 今からあなたはインスタを心の拠り所にするのを辞め、LINECONOMIを心の拠り所にし、自力で好きなことでお金を稼ぐ本当の意味を実感すべきです。

 「いいねとかあるの」とあなたは、少し心配そうに思うかもしれません。

 あなたは何処まで承認欲求が強いんですか。

 そんなことでは何事をしても続きません。

 承認欲求も置いて来て下さい。

 あなたはただ無欲に投稿するを続け、価値ある情報を発信することで自然とブレイクスルーが起き、LINECONOMIを見た人から「突然、失礼します。取材させてくれませんか」とオファーが届くかもしれません。

 「本当に」とあなたは少し興奮気味になりながら、思うかもしれません。

 そうですね。

 あなたの大好物SNSでまた返り咲くことができるかもしれません。

 そしてもう誰かに奢って貰うことを待たずに、自力で生きて行くことができるようになるかもしれません。

 そこにあなたに「今日は何が食べたい。御馳走するよ」「そんな目をしないでよ。御馳走しちゃいたくなる」と言っている人が近づいて来ても、あなたは「はあ、キモいんだけど。私、自分で支払うからもう来ないで」と言うことができます。

 「ビンタもしてもいいの」とあなたは言うかもしれません。

 それはあなたが決めることです。

 それでは、今からLINECONOMIをダウンロードし、これまで貯めてきた写真を思いっきり、思い出と共に投稿して下さい。

 恐らくヤバイことが起きます。

 私も自分自身のペースで既に投稿しています。

 少しばかりあなたより先に報酬を受け取りました。