「あいつ、何処かの抜けているんだよな」

 「あいつをオーナーから引きずり下ろすか」とあなたは思ったことはありませんか。

 あなたが実際に「オーナーから引きずり下ろす」前にしっかりとオーナーを見極めた方がいいかもしれません。

 「何言ってんの」とあなたは、思うかもしれません。

 あなたは、「馬鹿ですか」とドラマ「リッチマン、プアウーマン」の東大女子大生役を演じた石原さとみに言われたいですか。

 え、言われたいんですか。



 あ、残念です。

 石原さとみは一般人ではなく、女優であり、多忙を極めているようです。

 「そこを何とか」とあなたはおねだりしながら、思うかもしれません。

 何甘えているんですか。

 今すぐにレンタルショップに行き、ドラマ「リッチマン、プアウーマン」のDVDを借りて自分自身で観て下さい。

 それとも知られてはいけないことがあるんですか。

 もしかして、あなたはオブジェ何ですか。

 まるで例えは良くありませんが、警備員ロボットのように自動で印鑑を押しているだけなんですか。

 「そんなことはないはずなんだけどな」とあなたは、少し苦笑いしながら、思うかもしれません。

 「証拠は挙がっているんだよ」と刑事ドラマのように、あなたに証拠を突きつける人物がいるかもしれません。

 「またまた」とあなたは少し焦りながら、思うかもしれません。

 あなたが、如何に自分自身でオーナーを判断していなかったか分かるドラマがあります。

 「ごめん。その時間、勉強していると思うわ」とあなたは言い訳をしながら、思うかもしれません。

 そうなんですね。

 そのことを知ったあなたが大好きな石原さとみが激おこぷんぷん丸になるかもしれません。

 まあ、あなたごときがドラマを観なかったとしても、石原さとみは困りはしないと思いますがね。


● 吟味するオーナーと名乗る仮名子

 ふとしたことからオーナーになると決めた石原さとみが演じる黒須仮名子(以下仮名子)。

 そこで、あるリストを基に順番にレストランを周っていました。

 裏玄関から行くのではなく、裏の顔を隠し、お客様として目的を達成するために行きます。

 ターゲットと見つけると、会計へ行き、店を一度、後にし、何処から情報を得たのか、レストランの裏玄関に行きます。

 そこで、ノックをするのでもなく、ターゲットが出てきた瞬間、ドアに足を挟み、「話があるんだけど」とターゲットと外に呼び出します。

 呼び出されたターゲットは、仮名子に「何なんですか」と一切笑わずに聞きます。

 仮名子は「私はフランス料理のオーナーになる」と返答をします。

 続けて仮名子がターゲットに「あ、明日24時にここでミーティングだから」と言ってメモを渡し去って行きます。

●適当過ぎる仮名子にキレる従業員

 メモを受け取ったターゲットは、仮名子からのメモを頼りにオーナーをしていると言っていたフランス料理店に行きます。

 道中、どう考えても店舗なんてないと思う墓場まで通ることになります。

 ターゲットは、思わずあの世の世界からの誘いだったのかさえ思います。

 「あ、ここだ」とターゲットがレストランに辿り着くと、そこには数名のスタッフらしい人たち

 ターゲットは、取り敢えず、挨拶だけはしておこうと思い、「どうも。ところでフランス料理でスタッフ経験はありますか」と数名のスタッフに質問します。

 数名のスタッフの返答を聞き、ターゲットは、失神寸前になります。

 みんな声を揃えて、「ありません」。

 ターゲットは、嘘でしょう。

 以前、勤務していたレストランが天国にさえ思えてきました。

 そこで最後の砦の仮名子に「レストランのコンセプトは」と質問すると、もうボクシングで殴られた状態になります。

 仮名子は各スタッフに言っていた店のコンセプトがバラバラで、今回も丸っきり違うコンセプトを言い張る始末です。

 ターゲットは、「もう駄目だ」と思いつつ、仮名子がつぶやいていたことを思い出しました。

 「うおー、これは。オーナーはこういうコンセプトで考えていたんですね」とすかさず仮名子に認められるために、話しかけます。

 しかし、ターゲットの思いとは裏腹に仮名子の対応は塩対応です。

 「え、何言っているの。私のためのお店」と言います。


●一本の電話で本領発揮する仮名子

 レストランオープンパーティーが始まっても誰一人レストランには、来ません。

 ターゲットは、焦り、仮名子に「誰も来ないんですが」と言います。

 そこでも、仮名子は、「そのうち来るわ」と言います。

 しかし、何時間待っても、少しのお客様しか来ません。

 ターゲットは、焦り、再び仮名子に「来ないです。どんなDMを出し、いつ出したんですか」と聞きます。

 仮名子は「あ、やば」と言い、慌てて手帳を出し、レストランの電話を使い、手帳に書いてるリストに片っ端に電話をします。

 みるみるうちにレストランは、満員になり、ターゲットは、安心します。

 レストランオープンパーティーが終わり、仮名子と楽しい団らんを過ごしていると、奥からお客様1人が出てきました。

 そのお客様がターゲットに「ねえ、ところでお宅のオーナーって何者。お金にはいとわないと言っていた。絶対にこの店成功するよ。俺も毎日通っちゃうからね」と言い去っていきます。

 ターゲットは、そんなに凄いことだったんだと、この時はポカーンと思っただけでした。

 この先、仮名子が主演をつとめているドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」はどうなるのか楽しみです。

 ドラマを観ているだけのはずが、遂、マーケティングの基礎を同時に学び、気が付いたら、あなたは真のマーケッターになってしまっているかもしれません。

(参考:ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」公式サイト)